交通事故問題の質問 | 交通事故弁護士（船橋・千葉）

請求できる場合はありますが，困難であるケースも少なくありません。裁判例でも，損害賠償を認める場合と認めない場合があります。

ＰＴＳＤが後遺障害にあたると判断されれば，事故による収入の減少分については損害賠償を請求できますし（逸失利益），精神的な苦痛に対する損害賠償を求めることもできます（後遺障害慰謝料）。

しかし，ＰＴＳＤを交通事故による後遺障害として認めてもらうには，事故との因果関係が認められる必要があります。

通常は、ＰＴＳＤという診断が出ても，それが交通事故を原因とするものか，それとも日常のストレスなどを原因とするものなのか判断が出来ず、因果関係の証明が困難といえます。また、その程度が重大なもので将来にわたって残るものなのかどうかも問題となります。

実際に裁判で争われたケースでは，後遺障害と認められない場合も多いため，ＰＴＳＤの症状について保険会社にどこまで賠償してもらえるかは，交渉・裁判次第ということになります。

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